スペインの医療制度について

2024-04-02 05:43:25

2019年、スペインは世界で最も健康な国に選出されました。

ブルームバーグが発表した2019年の健康な国ランキングによると、スペインは食習慣、平均寿命、喫煙、肥満率、環境的要因、医療制度に関する統計データにより、100点満点中92.8点を獲得しました。

世界経済フォーラムが発表した報告書によると、スペインの医療制度は世界でもトップクラスと言われています！

スペインに滞在する外国人(日本人を含む)の場合、公的医療保険(社会保険)もしくは民間の医療保険のどちらかに加入することになるかと思います。

今回のブログではスペインの医療制度、特にスペインに住む外国人が利用可能な健康保険／医療保険の選択肢について詳しく解説していきます♪

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一般的に、答えは『YES』です。スペインに一定期間滞在する場合は、公的医療保険にせよ民間の医療保険にせよ、いずれかの保険に加入する必要があります。

また、ビザを取得してスペインに渡航する際、ほとんどの場合はビザ申請の要件として保険への加入が義務付けられています。

※観光目的でスペインに渡航する場合は保険への加入は任意ですので、必要に応じて海外旅行保険などに加入されることをオススメいたします。

学生ビザ、非有利ビザ、投資ビザなどの長期ビザを申請する場合、ビザ申請には医療保険への加入が必須です。

NIE(居住許可)を更新する必要がある場合は、更新後の滞在期間をカバーするため医療保険の更新も必要になります。

スペインで会社員または自営業者として働き、社会保険(Seguridad Social)に加入している場合は、公的医療保険が適用されます。

また、上記のビザ保持者のパートナーや扶養している子供も、有効な保険に加入する必要があります。

スペインに住む外国人で社会保険が適用されるケースは以下の通りです。

スペインで合法的に雇用されている会社員・自営業者・事業主：スペインの社会保険が適用されるため、公的医療保険に加入することができます。
上記の合法的労働者の配偶者および子供：配偶者と子供もスペインに居住している場合、公的医療保険に加入することができます。
EU/EEA/スイス国籍者：多国間協定により、European Health Insurance Card(欧州健康保険カード)を申請することでスペイン滞在中に公的医療保険に加入することができます。
一部の非EU加盟国の国民：非EU加盟国の中にもスペインと二国間協定を結んでいる国があり、その国の国民はスペインの公的医療を一部制限付きで受けることができます。（※日本は対象外です）

上記のケース以外の場合は、民間の医療保険に加入する必要があります。

医療保険に加入しなければ高額な治療費を支払うことになる可能性があるだけでなく、ビザ申請やNIE(居住許可)更新にあたってそもそも医療保険への加入が必須になっているケースがほとんどです。