スペインの1月6日って何の日？「Día de Los Reyes Magos」を解説！
みなさん、1月6日の「Día de Los Reyes Magos（ディア・デ・ロス・レジェス・マゴス）」ご存知ですか？
日本ではなじみのない祝日ですが、スペインではクリスマスよりも大切にされることもある、特別な祝日なのです☆彡
「Día de Los Reyes Magos」とは？
「Día de Los Reyes Magos」を日本語でいうと 「三博士の日」 または 「公現祭（こうげんさい）」 といいます。
簡単に言うと、東方の三博士がイエス・キリストに会いに来たことを記念する日 です。
現代では、スペインの子どもの日としても楽しまれています。サンタクロースや子どもの日と比べ、スペインの子どもたちは三博士からプレゼントをもらうのを楽しみにしているのが特徴です。
三博士の日にどんなお祝いがあるのか？
①前夜の「三博士のカバルカーダ（Cavalcade）」
1月5日の夜、各地の街では「三博士のカバルカーダ」と呼ばれるパレードが行われます。
「メルチョール」、「ガスパール」、「バルタザール」の三博士が馬や馬車に乗り、街を練り歩きながら子どもたちにキャンディや小さなプレゼントを配ります。
子どもたちは欲しいプレゼントをお願いしたり、街全体が音楽と光でにぎやかになったりして、クリスマスシーズンの締めくくりを盛大に祝います。
② 子どもたちの準備
子どもたちは夜寝る前に靴を玄関や見える場所に置き、三博士やラクダのためにお菓子や干し草を用意します。
翌朝、靴のそばには欲しかったプレゼントが置かれているのです。
スペインの子どもたちは、クリスマスとDía de Los Reyes Magosの両方でプレゼントをもらえるのが嬉しいポイントです。
③家族で楽しむ「Roscón de Reyes」
「Roscón de Reyes」は丸い形でフルーツが飾られた特別なパンです。
中には小さな人形や豆が隠されており、人形を引いた人は一年間幸運に恵まれるとされ、豆を引いた人はパンの代金を支払います。
家族みんなで切り分けながら食べるこのパンは、団らんの時間としても大切にされています。
④ 宝くじ「El Niño」
1月6日恒例の大きな宝くじ「El Niño」も、この日ならではの楽しみです。
大人にとっても特別なイベントで、多くのスペイン人が参加し、大きな賞金を夢見てワクワクする日でもあります。
クリスマスシーズンの締めくくり
この日でクリスマスシーズンは終了です。
ツリーや馬小屋（ベツレヘムの場面）、街のイルミネーションなどは片付けられ、スペインでは12月初旬から1月6日までがクリスマスシーズンとして長く楽しまれます。
日本の人から見ると、とても長い期間ですよね。
◎1年で大事な祝日
「Día de Los Reyes Magos」は、スペインの子どもたちにとってプレゼントの日、家族にとって団らんや伝統を楽しむ日です。
前夜のパレードや靴に置くプレゼント、Roscón de Reyes、宝くじなどで街中はにぎやかに盛り上がります。1月6日をもってクリスマスシーズンは終わり、スペインならではの、子どもも大人も楽しめる特別な1日となります。
日本人からしたらなじみのない文化ですが、スペインでは、楽しい文化なんですね。
皆さんもスペイン滞在中に近くのパレードなどに参加してみてくださいね。
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